A.そんなことは一言も言っていません。
おそらくこのサイトの「1、必読」の内容が問題なのだと思います。
『…有名な曲の一節を拝借すれば、何でもできるんだよ…(「LET IT BE...NAKED」ブックレットより)』)』、『良いフレーズには敬意を持って使わせていただいている(ローリング・ストーンズ誌より)』
byポール・マッカートニー(THE BEATLES)
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●曲作りについて━━『素人は拝借し、プロは盗む。俺達がやったのはそれさ(2003年)(BURRN! 2004年9月号 臨時増刊“METALLION19”り)』
byスティーヴン・タイラー(AEROSMITH)
注 10月23日に、このQ&Aページをホームページ上に更新すると、上記サイトは同28日に『良いフレーズには敬意を持って使わせていただいている』の一節を書き足した。おそらく下に述べるのと同じ文脈の中で表現されたものを、都合よく切り取ったものであろう。また、こちらからリンクしていたページの表示内容を『B’z The Best“PleasureU”を買おう♪Linkへどうぞ。』と書き改めた。上記サイト管理者はおそらく2ちゃんねらーであろうし、
これがB’zの盗作を擁護するB’zファンの実態である。
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ということで、ポール・マッカートニーとスティーブン・タイラーの発言について丁寧にみていきたいと思います。
まずポール・マッカートニーの言葉から。
このポール・マッカートニーのせりふ「有名な曲の一節を拝借すれば、何でもできるんだよ」が載っている「LET IT BE…NAKED」の前後の文を見ればすべてが解決するのではないでしょうか。
ということで、前後の文を引用します。
ジョージ:君はこれらの曲をレコーディングしたいの?
ポール:もし14曲やるんであれば、その14曲の全部のコードを覚えて、ちゃんとやろうよ。まだ練習段階だ、って意識は捨ててさ。
ジョージ:要するに僕たちがこの2週間やってきたことをやってほしいわけだ。
ポール:そう。でもショーのことを話すのをやめて、いい加減に曲を完成させようよ。だから14曲ができれば、それをやるもやらないも、僕たちの自由だろ? 有名な曲の一節を拝借すれば、何でもできるんだよ。曲さえ完成すれば。でも今はただ漠然とああしたいとか話してるだけだろ? そんなんじゃ何も達成できないよ。
ジョン:とにかくやろう。僕たちは君が言っていることをやろうとしてるし、ジョージが言ってることもやろうとしてる。でも疲れていてそれができない、ってときもあるんだ。だからもっと休みが必要だと思う。
ポール:曲はもうあるわけだろ? だからそれを思い出して、コードだとか、僕だったらベースのパートだとかを、ちゃんと把握できるようにしようよ。
ジョン:14曲を全部ちゃんと覚えれば自信はつくだろうし、そうなれば「ああいいよ、どこでコンサートやってもいいよ」ってなるかもね。
リンゼイ=ホッグ:ここを出るまで撮影は続けるべきかな?
ポール:僕らがやってるのはまだ練習だからさ。そのうち完成するよ。
ジョージ:僕らは曲に集中するから、君はコンサートの場所に集中してくれればいいよ。
会話内容を見ればわかるとおり、14曲はアレンジもできてしあがっているが、コンサートで披露するには練習段階でまだ完成していない。だからそれを早く完成の段階までもっていこう、という会話です。
この会話の中にある「有名な曲の一節を拝借すれば、何でもできるんだよ。曲さえ完成すれば。」の部分をひいているのだと思いますが、おそらくこの部分は「ショー」で、「有名な曲の一節を拝借する」というのであり、間違えても自分のオリジナル曲に他人の曲の一節を盗みいれるということではないと思います。
コンサートの中で他人の曲や自分の昔やって既に有名になっている曲を入れて演奏するなどと言うことは珍しいことではありません。
なぜこのサイトがこの部分だけを切り取って掲載しているのか謎ですが、これをもし盗作OKの理由としてあげているならば、世の中は発言していない内容のことまで全部発言したことになってしまいます。
確かにビートルズには、他人の曲を自分の曲として発表してしまったこともあったそうですが、このことに関しては法的手続きが済み、著作権の所在も引用元に帰属しているらしいので、何も問題はないかと思います。
続いてエアロスミス、スティーブン・タイラーの言葉。
この言葉についてはこちらで述べていますが、もう一度繰り返しておきます。
「素人は拝借し、プロは盗む。俺達がやったのはそれさ」――この言葉は、どこかからききつけた「エアロも盗作してるじゃないか」というB’zファンの言葉に対する言葉かもしれません。
それで、この「プロは盗む」の部分だけとらえて、エアロスミスの盗作容認だというムキもあるようですが、肝心なのは「素人は拝借し」とわざわざ断っていることではないかと思います。
宮沢賢二の作品に「銀河鉄道の夜」という作品があります。あの世へ向かう道行きを銀河鉄道での旅とした、たいへん美しい作品ですが、この作品のあの世を永遠の命がもらえる場所として新たにSFマンガに仕立てたのが、松本零士「銀河鉄道999」です。確かに、松本は宮沢の「永遠の命の場所へ銀河鉄道で行く」というテーマと過程を「盗んでいる」。この発想は確かに松本零士のオリジナルではありません。
しかし決して、「拝借」はしていない。
さらに、宮沢の作品の根底に流れるものを仏教思想も含め松本が解釈し、仕立て直した作品を決して誰も、「盗作だ」とは言いません。
ロックにあこがれた素人がその人物になりきろうとして時に行うように、何も解釈せずに自分の血肉と化していないただのコピーを、エアロスミス、スティーブン・タイラーはまるで誰かに何かを借りるようだと「拝借」と表現したのではないでしょうか。そして、それに対応する言葉として、プロはちゃんと消化して自分のものにする=「盗む」と。
人間同士でもそうだが、一人の人間として相手に対する深い理解があるからこそ尊敬の念は生まれてくるのです。B’zの作品に示されたただのコピーには、ただそこにある「モノ」をもってきて「我が物顔に使っている」だけで、なんら人間としてその才能に対する尊敬も、相手に認めてほしいと切に願う何物をも感じられません。
「B’zは拝借し、エアロスミスは盗む。」
FIFAコンサートの翌年のコメントであることからしても、スティーブン・タイラーが言っているのは、そういうことではないかと思います。
また、エアロスミスも盗作してるじゃないかという向きもあるようですが、それに該当するかもしれない作品群を盗作レベルとすると、B’zの盗作は100曲以上にはねあがるといわれています。
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